「テスト仕様書のレビュー」で思い出した昔の部下の話
ちょっと思い出したので記録。
むか~しむかし
当時まだWindows95とか98だったかなぁ、そんな頃。
チームリーダの私と部下のAとBとCの4名チームでシステムを構築。
実装も終わりテスト実施も終わりテスト結果のレビューも終わり。
納品は来週の月曜日。そして今日は金曜日。余裕のよっちゃん状態。
この時はまだあんなことになるとは想像も付かなかった・・・・
納品物を印刷だぜ!
そりゃーじゃんじゃん印刷だー。
設計書とかテスト結果報告書とか。
プリンターフル稼働。すごい量の印刷物。
昔は納品物って紙でしたよねー。今なら電子ファイルでCDで納品だったりしますけどねー。
その納品物の紙をメンバー4人で穴をあけバインダーに閉じていく作業。
リラックスして会話しながら作業をこなしていく4人。
印刷から4時間くらい経過し、時間は既に22時くらい。
量は多いけど作業は順調!イエーイ!
もうすぐ終わるー、飲み行っちゃう?なんて話をして。
そして悲劇
A「あっ・・・・」
私「どうしたー?どっか行きたい店とかー?(既にウキウキ気分)」
A「ちょ、ちょっと問題が・・・」
私「またまたー笑」
A「テスト仕様書なんですが・・・」
私「ふんふん」
A「『カーソルが破棄されていること』っていうテスト項目が・・・」
私「ふんふん」
A「『カーソルが破壊されていること』って書いてあります・・・・」
私「えっ破壊wなんじゃーそりゃーww。誰だよー書いたの」
C「あ、僕です。破壊じゃないんですかー?」
私「破壊してどうすんのよ。破棄よ破棄。DEALLOCATEは破棄でしょうよー。ま、とりあえずこのテスト仕様書修正して印刷しなおそうぜー」
A「ちょ、ちょっと待って下さい。このテスト仕様書だけですかね、、あっこっちも破壊って書いてある!」
B「こっちもです!あ、これも!コピー元として使用した1つ目のテスト仕様書が破壊ってなってます!」
私「えっえっえっ、1つ目の仕様書作ったのって誰だっけ?ま、まさか」
C「あ、僕です。破壊だと思ってましたもん。ソースコードのコメントにも破壊って書いてますよ。実は僕、漢字苦手なんですよー」
ガーン
私「と、と、と、とりあえず、どうしよう。。このまま行く・・?いやだめだ絶対バレる。品質を疑われる・・おろおろ」
A「全部修正して印刷しなおすしかないかと・・・・」
B「やるしかないっすね」
だよねーー!!
C「すみません・・・なんだか僕のせいで」
Cは性格が良くみんなから慕われている人物なのだが、漢字に極端に弱いことをあとから知った・・・
私「い、いいっていいって。レビューしたの俺だし気づかなかった俺のせいだし・・・」
そう、実はテスト仕様書をレビューしたの私・・・・
レビューは重要であることを痛感したのでした・・・・
私「複数のファイルを一括置換で行けるかな」
A「Wordなので無理っす。1ファイルずつ置換していくしかないっすね」
全部で100ファイル以上~~!
結局その後、徹夜はもちろん、土曜日の昼くらいまでかかりましたとさ。
まとめ
レビューは大事です。
特にコピー元となる1つ目の資料!、これは念入りに実施すべきです。